歌が好きな人、得意な人が
楽譜どおりに歌うことは、わりと簡単にできます。
だから、こういう人がいます。
「コンクールに出るのに、準備期間を3~4ヶ月もかけるんですか?」
「こんな簡単な曲が音大の課題曲なんですか?」
で、それらの質問への答えは、こうです。
「コンクールは、やるべきことがたくさんあるので3~4ヶ月はかかります」
「あなたが簡単と思っているのなら、他の人も簡単に歌えます。
みんなが簡単に歌う中、あなたが落とされない理由は何ですか?」

楽譜どおりに音程を取り、歌詞を入れ、テンポよく歌う。
コンクールや音大受験で高評価をもらうには、それだけではダメです。
そもそも声楽的な声の出し方になっているか?
それが、よく訓練されているのか?
が大きな要素です。
「声楽的な声がよく訓練されている」状態になるには、ある程度の期間が必要です。
初心者の方なら、はじめの一年は声を作ることに注力していただきたいくらい。
声の基礎作りです。
曲の表現などの仕上げの段階は、とっても楽しいけれど、
声楽的な声ができてない状態でそれをやっちゃうと、後々よけいに大変になります。
…というのは私の苦い体験談。
声楽を始めたばかりの私は、声楽をなめてました。
「こんな曲、むちゃ簡単やん」ってね。
で、後々大変な思いをするわけです。(涙)
そんなふざけた経験をしているので、
生徒さんには、きちんと声楽的な声を最初に作って差しあげたいのです。
たぶん暑苦しいレッスンかもしれませんが、
「本気の人とは、分かり合えるはず」
とも思っています!
一人一人、声の質やクセなどは全然違うもの。
レッスンでは、あなたの声をよく聴き、細かく修正していきますね。
ご興味ある方は、ぜひ体験レッスンへ!