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「歌ってる時に変な顏してたら言ってほしいです(笑)」

 

こんにちは。今村です。

 

もし、あなたが歌ってる時に変な顏で歌っているとしたら、それをご家族やお友達に見られたらどう思いますか?

 

ちょっと恥ずかしいな~と思いませんか?

 

 

先週、ある生徒さんのレッスンで「歌ってる時の顏」で盛り上がりました。(笑)

 

そして私は、以前レッスンにいらしてた生徒さんとの、こんなエピソードをお話ししました。

 

 

 

以前、合唱をされてる方がレッスンにいらしてました。

 

その方は歌になると、すごく顏が変わってしまいます。

 

歌ってる時にアゴや口周りに力を入れすぎて、関節や筋肉を固めてるのが原因です。

 

なので私は、

「少しアゴに力が入って前に出てますよ。力を抜けますか?」

と言いました。

 

そうしたら、

「え? 私、そんな顏してますか?」

って、すごく不機嫌になってしまいました。

 

たぶん、ご自分が 「指摘を受けるような変な顏」 で歌っていることを受け入れたくなかったのでしょう。

 

私は、

「合唱の演奏会でお友達に見られたら・・・」

と思うと、レッスンで私が言ったほうがいいと思ったのです。

 

でも、その生徒さんはご気分を害されました。

 

それから私は、「生徒さんの顏を指摘してもいいのかな?」と、ほんの少しためらってしまいます。

 

 

・・・そんな話を、しました。

 

 

そしたら、その生徒さんは

「私は、歌ってる時に変な顏してたら言ってほしいです(笑)」

とおっしゃってました。

 

「演奏会とかで何人もの人に、そんな顏を見られる前に言ってほしい~」

とも。(笑)

 

 

歌ってる時の顔って、自分では、なかなか分かりません。

 

だから、歌っている時の顔が変だったら、それを指摘するのは指導者の役目だと思うのです。

 

「眉間にシワがよっていますよ」とか、

「目つきが怖いですよ」とか、

「口まわりに変な力が入って、ほうれい線がくっきりですよ」とか、

「アゴが出てますよ」とか・・・

 

 

もちろん、「顔が変ですよ」と言われて嬉しい人なんかいません!

 

それは分かっているのですが・・・

 

演奏会に来てくれたお友達から、

「歌は上手だけど、あんな顔になりたくないわ~」

と思われるのって嫌じゃないですか?

 

 

レッスンでは、声に影響がないかぎり、顏のことも言わせていただきますね。

 

あまり気分のいいものではないかもしれません。

 

ですが、あなたの演奏がもっと良くなるように、という願いを込めて指摘させていただきますね。

 

どうぞご了承ください。

m(__)m