· 

「そんなに上手くならなくてもいいんです」という言葉

 

「そんなに上手くならなくてもいいんです」

 

以前、体験レッスンで、こうおっしゃる方は意外と多かったです。

 

不思議でした。

 

「なんで上手くならなくていいの?」って。

 

 

そういえば、私の親や伯母もそうでした。

(伯母のことは、話すと長くなるので割愛)

 

 

私が小学生の時、母だか伯母だかに、

「なんでピアノを習わせたん?」

 

と訊いたことがあります。

 

答えは

「そんなに上手くならんでいいから、情操教育として・・・」

とか、なんとかいうものでした。(笑)

 

 

「そうなんや。そんなに上手くならんでいいんや」

と思ったのを覚えています。

 

(その割には、弾けなかったらギャン怒りしてたけどね~)

 

 

 

時は経ち・・・

 

私は音大声楽科を卒業した後、一時期ピアノも教えていました。

 

 

その時、体験レッスンにいらした大人の方やお子さんのお母様も

 

「上手くならなくても、楽しめればいいです」

 

「音大に行かせたいわけじゃないので、そんなに上手くならなくてもいいです」

 

とおっしゃる方がほとんど。

 

 

 

 

そこでもずーっと、

「上手くならなくてもいいんだぁ。そうなんだぁ・・・

なんでだろ?」

 

と思っていました。

 

 

 

で、声楽の生徒さんは?

 

 

やっぱり、

 

「そんなに上手くならなくても、楽しく歌えればいいんです」

 

「コンクール? とーんでもない!

 そんなに上手くならなくていいですよ」

 

「音大受験じゃないので、難しいこと言われても困ります」

 

と、上手くならなくていい、とおっしゃる・・・

 

 

この「そんなに上手くならなくていい」という言葉。

 

すごく昔から、気にはなっていました。

 

 

私、頭がカタいんです。

 

ゴリゴリのクラシック声楽ばかりやっていて、どちらかというと

 

「もっともっと上手になりたい」

 

と思ってきました。

 

 

だから、正直に言うと

 

「そんなに上手くならなくていい」

という言葉は、あまり好きではなかったです。

 

 

 

 

 

だけどコロナで緊急事態宣言が出て世の中が激変。

 

いろいろ思うことがありました。

 

閉塞感でいっぱいだったあの時期、歌うことによってどれだけストレス解消になったことか!

 

「歌うってすごい!」

 

心から、そう思いました。

 

 

「そんなに上手くならなくていい」という言葉の意味は、こういうことなのか!?

 

少しずつ、カタい頭が柔軟になってきたように思います。

 

 

これまでは、声楽レッスンで生徒さんに上手になっていただこうと思っていました。

 

今でもそれは変わりません。

 

ですが、

 

「そんなに上手くならなくていい」

という方々の気持ちも分かるようになりました。

 

 

そしてもう一つ、

 

「上手くなることだけが目的ではない」

 

について思うところがあったんだった!

 

もう、忘れかけていたこと・・・

 

 

なので今、

 

「じゃあ、そういうレッスンもしてみよう」

と思っているところです。

 

 

近々、詳しいことをお伝えできると思います。

 

お楽しみに!

 

 

 

 

追記----------★

 

「上手くなることだけが目的ではない」という方向けに、

 

新しいレッスンコース

【ゆる声楽レッスン】を作りました。

 

詳細はこちらです。

 ↓  ↓

ゆる声楽レッスン