生徒さんが、次の本番で歌う予定の曲。
ヨハン・シュトラウス2世が作曲した
オペレッタ『こうもり』
アデーレのアリア
「侯爵様、あなたのようなお方は」
これは、アデーレという若い小間使いの歌。
ソプラノの中でも軽めの声の人が歌います。
なので、私の生徒さんの声には、ぴったりの曲です。

歌詞はドイツ語。
オペレッタなので、オペラより演劇の要素が強いです。
声楽的な発声は大切ですが、お芝居の要素も重要。
(だから私は、オペレッタを避けてきたのですが…)
「こうもり」はコメディーなので、おりこうさん的に歌っては困りますね。(笑)
アデーレちゃんって、
どちらかというと「お上品ではない女の子」ですから。
なので、
「私は人前でバカをしたくないわ。だって、お上品キャラでいたいもの」
っていう人は歌わないほうがいいです。
お上品なオペラアリアは、他にもありますからね。
ディスってるのではありませんよ!
ご自分で正しい判断ができる人って、賢明な方だと思っています。
それよりも、ね…
こういう歌って、
「表現過多で歌う人も多いよなぁ~」
と個人的に思うのです。
ただオモシロおかしく歌えばいいや、っていう人。
それな~、
見てる(聞いてる)側はビミョーですよね(涙)
無料の発表会を見に(聞きに)行ったのなら
「う、うん…、まあ、そういうこともあるかも…ね…」
と思えます。
だけど500円でも1000円でも、お金を払ったのなら、
「何これ!? お金払って、おばちゃんの自己満を見せられたの?」
って、ほーんのちょっとだけ
イラっとしてしまうかもしれませんよね。(笑)
(だから私は、オペレッタを避けてきたのですが…)
オペレッタやオペラブッファを歌う時には、
「私はコメディアン的な演技ができるかな?」
と一度、ご自分にきいてみてください。
そして、
ご自分でOKだったとしても、
先生にダメ出しをされたら、それをちゃんと聞き入れてくださいね。
先生にダメ出しされて、
無駄に「私ってダメなんだ」って落ち込むなら、やめたほうがいいです。
くり返しますが、
「私は人前でバカしたくないわ」
っていう人は、オペレッタやオペラブッファを歌うのはやめておきましょう。(笑)
ちなみに私は、
「人前でバカしたくないわ」っていう、恥ずかしがり屋な人なのですが、
もともとが、
「人生、どうやってバカやって人を笑わせようか?」
と考えてます。
なので、
演技がどうだ、とかではなく、
ちょっと違う視点で、表現方法をアドバイスできます!
(なんじゃ、そりゃ? 笑)
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