時々、
「歌は楽器と違うから、メトロノームを使っちゃダメ」
と言う人がいます。
なんで~?
テンポがおかしくなったら、何か対策しなきゃじゃない?
たとえば、
1つ1つの音符や言葉をていねいに、確認しすぎながら歌うと
テンポが遅くなってしまうことがあります。
私もこれ、よくやっちゃいます。(笑)
もう、どよ~んとしたモタモタしたテンポで、ダメダメです。
こんなのが、いいわけがない!
テンポがおかしいならメトロノームを使って練習しましょう。
なぜなら、理由は2つ。
1.伴奏ピアニストと合わないから。
2.人前で歌うのなら、聞いてる人が
「モタつくテンポだな」
と不快になってしまうから。

声楽レッスンでは多くの場合、声楽の先生のピアノ伴奏で歌います。
声楽の先生は、ていねいに歌ってほしい所やブレスで、
テンポを生徒さんの歌に合わせる、ということをします。
あくまでも、レッスンの中の練習として意図的にやります。
この過程は絶対に必要です。
はじめから仕上げのテンポで歌えませんから。
だけど、
仕上げの段階では、ちゃんとしたテンポで歌いましょう。
ブレスで間(ま)を取り過ぎたり、
ていねいに歌うがゆえにモタついたりしてはいけません。
そんなテンポで人前で歌ったら、聞いているお客様は、
「なんだかテンポがおかしくない?」
「仕上がってないんじゃない?」
「聞いてて、微妙~にイラっとする」
という感覚になると思います。
歌う人の
「私は、ていねいに歌いたいのよ」
という都合で、モタモタしたテンポで歌っていいわけないです。
テンポの中で、きちんと処理できるように練習しましょう。
その時にメトロノームを使うのは悪いことではないです。
しつこいようですが、
「歌は楽器と違うよね~」
とか言って、好き勝手なテンポで歌ってはダメですよ。(笑)
ただ、1曲全部を通してメトロノームをかけっぱなしでは歌えません。
なのでワンフレーズ、2フレーズ単位でメトロノームで練習してみてくださいね。
当教室の声楽レッスンにご興味ある方は、
ぜひ体験レッスンにいらしてくださいませ!
お待ちしております。
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