私は娘が子どもの頃、ピアノやバレエのレッスンに付き添って行っていました。
そこで何度も不思議に思ったことがあります。
それは、
ピアノやバレエの先生って、どうして発表会やコンクールの前だけ怒るの?
ということです。
普段のレッスンでは、
「楽譜が読めなくてもいいよ~」
「間違えたって全然平気よー」
「(バレエで)5番ができなくても、ま、いっかー」
「ちゃんと踊る順番、覚えてね~~~♡」
と容認して、ニコニコー、ヘラヘラーと楽しい雰囲気を出されています。
もっと言うと、
生徒募集のキャッチフレーズも、
「細かいことを注意したら楽しくないもんね。楽しくレッスンしなきゃね、うふふ♡」
的なことを打ち出されています。
だけどコンクールや発表会の前になると豹変される先生が多いなぁ・・・
「もう、間違えないでよ(怒)」
「早く覚えてよ(怒)」
「そんなことで発表会、どうするの?(怒)」
「何回言ったら分かるの?(怒)」
「なんで、ちゃんとできないのよ?(怒)」
「いつも言ってるでしょう?(怒)」
(言ってないし・・・)
などとおっしゃって、本番前だけ怒る先生が多いです。
なんで~?
じゃあ、普段のレッスンから口をすっぱくして言っておけばよくない?
普段のレッスンは「楽しく(基準低め)」だけど、本番前だと「厳しく(基準高め)」って、どういうこと?
そんなの、生徒が混乱するに決まってるのに。
これまで、同業者や娘の習い事の先生を何人も見てきて、心の底から疑問に思うこと。
普段、楽しいだけのレッスンって、いざ何かの本番の時にどうなんだろう?
有言実行で、本当に
「本番前でも上手くできなくてもいいよ、怒らないよ。
だって楽しむことが目的だもんね」
のスタンスなら、すごく素晴らしい先生だと思うのですが。
・・・ということで、私のレッスンは普段から口うるさいです。(笑)
でも怒鳴り散らしたりしませんから、そこは本当~にご安心くださいね。
生徒さんを怒鳴っても上手にさせてあげられないですから。
生徒さんを上手にしてあげられるのは、何度も何度も何度も・・・同じことを指摘すること。
そして改善するためにレッスンで、一緒にしつこく音楽に取り組んでいくことだと確信しています。
「しつこく同じことを指摘されても、コンクールなどの本番で上手く歌えたほうがいい!」
という方は、一緒に頑張りましょう。
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