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ベッリーニの歌曲「優雅な月よ」

 

声楽を始めると、ほとんどの人は「イタリア歌曲集」というものをやります。

 

イタリア歌曲集は、正確に言うと「歌曲」だけではなく、むか~しのオペラのアリアも入っています。

 

ですが現在では、それらは「歌曲」として扱われていることが多いです。

 

 

で、イタリア歌曲集の次の(あるいは同時進行の)歌曲としては「トスティ歌曲集」や「ベッリーニ歌曲集」などが使われます。

 

ちょっと語弊があるかしれませんが、個人的には、

 

・楽しさを重視したいのならトスティ歌曲集

・発声の勉強としての教材ならベッリーニ歌曲集

 

と思っています。

(異論、反論のあるところだとは思いますが・・・)

 

 

ベッリーニ歌曲集の中の数曲は、声楽をする方には必ず歌っていただきたいです。

 

そのうちの一つ。

 

「優雅な月よ」 

 

テノールのカルロ・ベルゴンツィさんの歌でお聴きください。

 

 

 

中間音域のゆったりとしたテンポの曲。

 

いわゆる「ごまかしがきかない曲」ってやつです。(笑)

 

基礎的なことがちゃんとできていないと、出だしのワンフレーズでバレバレ!

 

 

派手な曲や有名な曲を自分なりに楽しく歌うのはいいと思います。

 

ですが是非、「優雅な月よ」のような歌曲を折に触れて歌ってみてください。

 

音程がふらついたり、レガートがイマイチだったり、発音が微妙だったり・・・かもしれませんよ。

 

ご自分で判断するのは難しいので、必ず声楽が解かる人に聞いてもらってくださいね。