こんにちは。今村です。
よく、
「音楽は楽しむもの」
とか、
「自分らしく演奏すればいいの」
とか言われますよね。
そして、「下手でもいいんだよ」と・・・
そういう人たちって、下手に演奏された「曲」に対しては、どう思っているのでしょうか?
その曲を作った作曲家の前でも、そういうことを言っちゃうのかな?
「下手でもいいんだよ」とか言って演奏している本人自身は、本当に「下手だな~」と思われてもいいのかもしれません。
自分の意志で、そうしているのですからね。(笑)
だけど、
演奏されている「その曲」は、その美しさや魅力が再現されませんよね?
それって、曲に対して尊重する気持ちがおろそかなのでは?と、私は思ってしまいます。
その曲の美しさや魅力を再現させてあげよう、とは思わないのでしょうか?
そして、下手に演奏された「その曲」を聞いた人はどう思うでしょうね。
たぶん、
「なんだか、よくわからないビミョーな曲だな」
と感じてしまうんじゃないかな?
少なくとも、
「わあ、素敵な曲! 私もこの曲やってみたい♡」
とは思わないでしょう。
私は、
私の演奏のせいでベッリーニのあの歌、モーツァルトやドニゼッティのアリア、シューベルトの歌曲たちが、
「なんだか、よくわからないビミョーな曲だな」
なんて思われたら嫌だな、申し訳ないな、と思ってしまいます。
だって、
あんなに美しく、魅力的な歌たちなんですよ!
音楽は楽しむものだけど、
「自分だけが楽しめればいい。曲に対してどうか?なんて、別にどうでもいいじゃん!」
というのは違うのではないかな?と常々思っています。
あなたは、どんな想いを持って「その曲」に取り組んでいますか?
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