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表現と声  オペラは「歌劇」です

 

こんにちは。今村です。

 

歌は表現も、とっても大事です。

 

音と歌詞だけを正確に歌えばいい、だけではないですよね?

 

 

とくにオペラアリアを歌う時は、その役について知っておきましょう。

 

あなたが歌う、そのアリアを歌っているのはどんな女性でしょうか。

 

・身分は貴族?町娘?

・気が強い?それともメソメソしてる?

・一途な女性?浮気性?

 

 

それが分かったら、そのキャラクターに合った表現を目指しましょう。

 

ただ・・・、

声楽初歩の段階の方には、これってそんなに簡単なことではありません!!

 

「明るいキャラだから、ニッコニコの笑顔で歌えばいいんでしょ~?」

 

「悲しいアリアだから、暗い顔して歌えばいいんでしょ~?」

 

なんて感覚ではダメですよ。(笑)

 

 

なぜかと言うと、声楽初心者の方は、表情を作ると声に良くない影響が出ることがほとんどだからです。

 

多くの方は、笑うと母音が浅くなります。

 

笑顔を作っても母音が浅くならないようにする必要があります。

 

また、暗い顔をして歌うと音程が下がってしまうことが多いです。

 

暗い顔でも、音程はしっかりキープしなければいけませんね。

 

 

きちんとした声を保ったまま表情を作るのって、慣れないうちは大変だと思います。

 

少しずつ、レッスンで一緒に練習していきましょう!

 

 

時々、表現ばかりで、肝心の「声」がいいかげんな人をお見かけします。(笑)

 

「その表現力のままで、声を修正するといいのになぁ」

と思うのです。

 

オペラって、「劇」ではなく、あくまでも「歌劇」ですから。