モーツァルトのオペラ『コジ ファン トゥッテ』の2幕で、
小間使いのデスピーナが歌うアリア
「女も15になったら」

今、このアリアをレッスン中の生徒さんは、6度の跳躍で2点Gに行くところが苦手でした。
歌詞でいうと、finger riso finger pianti のところです。
ここ、キメたいですよね~。
実は、私も高校生の時、ここが上手く歌えませんでした。(泣)
今ならその原因が分かります。
それは、
のどが上がって狭い声になってしまうのです。
それを解消するための一つの手段は、お腹を "ある方向” に使います。
で、先日のレッスンで生徒さんに、それをやっていただいたのです。
そしたら、ちゃんと歌えるようになりましたよ!
「こっちの方向なんですね~」と生徒さん。
「そうでーす、そっちです。
高いソの1つ前の音符から、そっちの方向ですよ~。
高いソで突然やっても間に合いませんよ~」と私。
あとは生徒さんご自身が何度も練習して、できるようにするだけです。
デスピーナのこのアリアは、コンクールの自由曲にもよく歌われますよね?
時々、デスピーナのキャラだけを強調して歌ってる人がいますが、テクニックをすっ飛ばして歌うと、なんだか残念・・・
楽しく歌うって、こういうことなの???
「技術的なことも、もう少し意識してほしいな~」
と思いながら聞いていることがあります。(笑)
当たり前ですが、演技なしで聴いても素晴らしいですよね!!
↓ ↓ ↓
イレアナ・コトルバスさんです。
あなたもぜひ、下手に演技をつけるより、声楽的な技術でバシッとキメる練習をしてみてくださいね。